健康や美容にいいと今話題の水素水。
水素はどのようにして吸収されていくかご存知でしょうか。
本当に水素水を飲んでも、体内に吸収されるの?と疑問に思うかたも多く、実際に水素がどのように体から吸収されていくのかチェックしてみましょう。
水素は胃から吸収されない
水素は口から取り入れると食道を通り胃に入ります。
胃酸と反応しないためそのまま十二指腸から小腸へと流れていきます。
小腸に流れた水素の大半は小腸から吸収され余った水素は大腸から吸収されます。
ちなみにほとんどの水素が小腸および大腸から吸収されるので吸収しきれずに残るということはほとんどありません。
ではどのくらいの時間で小腸、大腸から水素が吸収されるのかと言うと、なんと口に水素を入れてからわずか30秒という速さです。
胃から吸収されると思っていたかたは多いと思いますが、水素が吸収されるのは胃ではないのです。
腸から血管へ、そして心臓へ
小腸や大腸から吸収された水素は毛細血管に入り込み全身へ送られます。
酸素が血液中に入るといけないと聞いたことがあるけれど、水素は問題ないのでしょうか。
答えは、水素の分子量は世界最小で酸素よりもずっと軽いので血液中に入り込んでも特に問題を起こすことはありません。
毛細血管を伝って今度は門脈へ流れて肝臓に贈られ、肝臓で栄養分を貯め込み、有害物質を解毒してから心臓へ送られます。門脈とは消化管の血液が集まる部分の血管肝門脈のことを言い、消化管だけではなく膵臓や脾臓の血液を集めて肝臓に栄養分を運ぶ血管のことを言います。
脳を通過して筋肉へ、最後に各臓器へ
水素は肝臓を通り抜けるとエネルギーをどの器官よりも必要とする脳へ送られ活性酸素があれば除去してくれます。
最初に水素を取ってからおよそ1分で脳まで到達しますから、頭が疲れているという方は早めに対処することができるのです。
さらに10分後、今度は筋肉や皮下組織に水素が送られ、筋肉の疲労回復や肌のアンチエイジング効果などが発揮されます。
この時点ですでに体の状態が落ち着いてきていると実感できるでしょう。
ですが水素の力はまだまだ残っており、約20分たつとほかの臓器に水素が行きわたり、内臓疾患や癌予防、生活習慣病予防に水素が役立てられるのです。
万が一この時点で使われなかった水素があっても、水素は呼気とともに排出されますし体に副作用を起こす心配もありません。
肌からも水素は吸収できる
最近では、水素水を飲むだけでなく、肌に塗ることでも水素の効果を得られるという認識が広がっています。
水素水のお風呂に入っている人もおり、水素を肌から吸収するという方法は今や水素水を飲むことと同じくらいに浸透しています。
肌から水素を取り入れると得られる効果
水素水を肌から吸収することで直接的に肌に浸透することからシミやシワを改善し、ハリを取り戻す効果があると言われています。
肌というのは、日々紫外線や、化粧やタバコなどの外部からのストレスによって、ダメージを受けています。
肌の中の活性酸素が増加し、その活性酸素がコラーゲンを損傷させることで、肌はハリを失い、シワが増えてくるのです。
また、それ以外にも、アトピーなどの皮膚炎症、肌荒れなども、この活性酸素が原因だと考えられています。
そんな悪さをする活性酸素を無害にしてくれる水素。
水素分子は非常に小さいので、肌の小さな隙間に浸透し活性酸素を取り除いてくれます。
そういった抗酸化作用の他にも、血液の回りを促進し、代謝を良くする効果があり、疲労快復に役立つとも言われています。
水素水は飲むのと、肌で吸収するのどっちがいいの?
水素水を取り入れる際に、水素風呂と水素水だとどちらが効果的なのでしょうか。
一度に大量の水素を吸収できる水素風呂は、やはり腸から吸収するよりも効率的に水素を吸収できると言われています。
水素は非常に小さな成分のため皮膚呼吸により効率良く体全体に一気に取り込めます。
さらに湯気により空気中に飛んだ水素を呼吸により吸収できるので非常に多くの水素を、効率的に体に取り込むことができます。
しかし、きちんと水素が発生しているものでないといけません。
水素入浴剤だけではなく、水素を発生させる機械も多く販売されています。
試しに水素風呂にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?