脳に届く水素の大きさ
私たちの脳は体の中でも最もエネルギーを消費する箇所です。
そして、呼吸のとき吸う酸素の30~50%を消費します。
そんな脳はその分酸化しやすく活性酸素が溜まりやすい場所でもあるのです。

脳が衰える仕組み

酸素を吸うことにより私たち人間は生きていますが、その酸素を体の中で一番消費している部分が脳です。
そして、酸素を吸ってエネルギーを作り出す際に生まれるのが活性酸素です。

活性酸素はもともと凶暴なので体内で増えすぎてしまうと、健康な細胞にまで傷つけてしまいます。その結果、老化が起こりどんどん体の中にサビが増えていき脳が酸化するのです。

そのうえ、脳細胞は一度死滅すると再生することはほぼありません。

活性酸素が溜まったサビついた脳は物覚えが悪くなったり、記憶力の低下を引き起こし、さらにひどくなると脳梗塞や脳出血などの脳疾患を引き起こすといわれています。

脳まで届きにくい抗酸化成分

抗酸化成分とよく耳にします。βーカロテンやビタミンC、ビタミンEに代表されるものですが、実はこれらの抗酸化成分は目や脳には到達しません。

目や脳は生命の維持に関わる部分なので、血液網膜関門や血液脳関門という厳重なフィルターで守られています。
そのため、βーカロテンやビタミンC、ビタミンEなどの代表的な抗酸化成分は、この関門を通過できません。つまり脳内まで抗酸化成分を届けることができないのです。

しかし脳は体内で最も活性酸素が発生しやすい場所で、その分攻撃も受けやすいです。

水素が一番脳に届く

では抗酸化物質が届かない脳内に発生した活性酸素を除去することはできないのでしょうか?

水素水の水素分子はどの物質よりも小さいのでこれらの関門を突破することが出来ます。さらには水素は水に溶けやすい水溶性と油に溶けやすい脂溶性があるのでどちらにも溶け込むことが出来ます。

強力な抗酸化力を持つ成分としてアスタキサンチンが脳疾患予防の働きがあるとして有名です。
ところがそのアスタキサンチンよりも水素は596倍もの抗酸化作用があるのです。

他にも水素はビタミンCの176倍、コエンザイムQ10の863倍、ポリフェノールの221倍などまさに水素以上の抗酸化物質はないのです。

気になる水素分子の大きさは?

脳に届く水素の大きさ
水素分子の大きさとしては直径約1億分の1ミリです。

例えば水素原子が3億倍の大きさになって、ゴルフボールの大きさになると私達は身長170㎝だと仮定したとき、人間の身長は51万キロになってしまいます。

イメージが湧きずらいかもしれませんが、これはなんと地球と月の距離を越えてしまいます。

水素分子はそれだけ小さい物質だということです。

水素の脳に対する効果の研究結果は?

2007年に太田教授の出した論文のなかで動物実験にて脳への効果がみられたと結果がでました。
脳梗塞のラットに水素ガスを吸引させた結果、脳障害の部分が約半分に減少しました。

また脳の中の神経に異常が起こることで発病するパーキンソン病。
このパーキンソン病のマウスにも水素水を与えた結果、水素水を与えたマウスの神経細胞が減少を抑えることができたことがわかりました。

このように動物に対しての研究段階ではありますが水素は脳に対して有効的な結果が得られています。

水素が本格的に医学界に浸透する日もそう遠くはないのではないでしょうか。