アルカリイオン水と水素水が同じだという話をご存知でしょうか?
アルカリイオン水は今までスーパーでもよく見かけており、もしそれが水素水と同じだとしたら高いお金を払って水素水を買う必要ない!と思ってしまいます。
ここでその謎を詳しく解明していきたいと思います。
水素水がかつてブームを起こしたあの水と同じ?
水素水と同じだとかつてブームを起こしたという水、それはアルカリイオン水のこと。 しかし、もしそうだとしたら水素水はアルカリイオン水に比べて値段も高く、容器も水素を保存できるしっかりしたものでないと意味がないといわれているなか拍子抜けしてしまうような出来事です。
アルカリイオン水が水素水と同じだと言われる理由、それはアルカリイオン水には少量の水素分子が含まれています。水素濃度にすると0.1~0.3ppm程度。水素水とは水素が入った水のことをいうため、水素が微量に入っていたら水素水と呼ばれることからこのように言われ出しました。 しかし、「水素水」として販売する多くの水素水は水素濃度が0.8ppm以上溶存していることが水素水であることが一つの基準となっているためやはりアルカリイオン水では水素が少ないすぎるのです。3日後には水素は抜けてしまっているためアルカリイオン水では水素水としての効果は得られないのです。 アルカリイオン水を作れるウォーターサーバーのお水を生成後すぐに飲んだら水素水の効果を得る事はできなくもありませんが、水素濃度は決して高濃度ではないため疑問が残ります。
アルカリイオン水の効果
アルカリイオン水とは電気分解によって得られるPH9~10のアルカリ性の水のことをいいます。人間の身体は酸性に傾きやすいためアルカリ性に傾けることにより身体にいいと言われました。そして日本で生まれたとされているアルカリイオン水は日本人の胃腸に良い効果をもたらすといわれていてますが実際はまだ研究段階だといえます。
水素水とアルカリイオン水が同じではない理由
容器が違う
水素水は、水素を取り入れるために研究された水。水素は非常に小さな分子のため脳や子宮など他の成分が辿りつかない体内にまで行き届くことでその効果が期待されています。しかし一方空気中に抜けやすく、水素を高濃度のまま閉じ込めておくための容器の工夫がされています。そのためペットボトルで販売されている水素水にはほぼ水素が入っていないのです。
水素濃度が違う
一般的に水素が入っていたら水素水ではありますが、微量な水素では期待される効果は得られません。水素水の第一人者である太田教授によると0.8ppm以上でないと水素の効果を得るには難しいと言われています。
目的も効果も違う
アルカリイオン水は主に整腸作用に効くといわれています。そしてアルカリ性のため、身体がアルカリ性に傾くと言われていますが実際のところ食品で身体がアルカリ性や酸性に傾くことはないのです。一方、水素水も医学的な証明はされておらず研究段階の水。水素水は抗酸化作用があるため体内で細胞を傷つけ悪さをする活性酸素の除去が可能となり、体内の血流をあげ代謝UPや美肌効果など様々な期待がされています。
まとめ
アルカリイオン水と水素水は水素が入っているという点では同じものに捉えられてしまいますが、細かく分けると全く違うもの。しかし、両者とも定義が存在しないために線引きがきちんとされていないため一部では同じものだと言われてしまうのが現状のようです。 そのためアルカリイオン水が水素水と同じではないと考えていいでしょう。