「目が疲れた~」とこめかみを抑えたくなる夕方すぎ。
デスクワークやスマホの普及など、気付けば朝起きてから通勤から出社から退社から夜寝るまでも、ずっーとパソコンやスマホと向き合っていることが多い現代人。
ただの疲れ目だけなら、数日間目を休ませてあげることで回復しますが現代人にとってスマホやパソコンを見ずに1週間過ごすということはなかなか難しいことです。 難しいからといって、放置していると眼精疲労は症状回復はしないうえに頭痛や吐き気やイライラを伴い、症状が悪化していくと不安や抑うつまでも引き起こしてしまいます。
毎日酷使している目を少しでもいたわることが大切です。
そこで重要な原因と対策を紹介します。
眼精疲労と疲れ目は違う!
なんとなく眼精疲労も疲れ目も同じだと思っていたかたは多いと思います。
実は違うのです。
眼精疲労は、目を酷使し続けた結果目や体全体が休息や睡眠を十分にとっても治らない状態のことをいいます。
目のピントを調整する筋肉である毛様体筋が疲れると自律神経までも崩れてしまい、自律神経は全身にはりめぐられているため全身にも影響が及ぶのです。
ではどのようにして毛様体筋が疲れてしまうかに関してですが、
2、眼鏡やコンタクトの度数が合っていなかったり目が悪いと毛様体筋に負担がかかる。
3、ドライアイやエアコンの風などにあたり涙が少なくなることにより目がかすむ。
4、ストレスにより自律神経に悪い影響が起こる。
他にも緑内障、白内障、斜視、斜位、眼瞼下垂などの目の病気により眼精疲労を引き起こすケースもあります。
眼精疲労にならないための予防策は?
まず眼精疲労にならないように予防策を知っておかないといけません。
日頃から気をつけておくべきことは以下になります。
今している眼鏡やコンタクトの度数の確認
一度測ってもらうと何かない限り、なかなか度数を変更したりすることはありません。
ですが、知らず知らずのうちに度数が合っていなくて目が疲れていることもあります。
まずは正しく見えているかどうかを測りなおしましょう。
パソコンの位置や高さは合っていますか?
パソコンの画面と目の間は40㎝以上とってください。
さらに室内の光は太陽光が入り込まないようにブライドやカーテンで調節をしてください。また外の景色がうつり込むと目移りしてしまい余計に疲れてしまうので、場所を変えるなどして工夫をしてください。
まばたきを多くする
そんな簡単なことで予防なんかできるのか!と思うかもしれませんが、これが一番大切です。
そもそもスマホやパソコンの画面を見ていると、通常のまばたきが1分間に15回程度行われるのに対し5回程度に減ってしまいます。
そうすると涙が蒸発して気づかずにドライアイになってしまうのです。ドライアイは単に目が乾くだけではなく、目に傷をつけやすく、ひどくなると睡眠時にも目の痛みを感じるようになり睡眠障害を引き起こす可能性もあります。
眼精疲労を改善する方法3つ
もうすでに目の疲労が気になるというかたがたくさんいるでしょう。
目の疲れは意外とシンプルなことで改善することができます。
目の体操を行う
目を大きく開いたり閉じたり、眼球を上下左右に動かしぐるぐると眼球を動かすようなイメージで目の体操を行ってください。
そして自分の人差し指を目の前に置き、じっとみた後に5mほど遠くを見ます。それを交互に繰り返すことにより、毛様体筋が緩み効果的です。
目を温めて冷やす!
タオルを水に濡らし電子レンジで温めたものやお湯をしぼったものを目の上に乗せてリラックスさせます。
そのあと、冷たくしたタオルを瞼にのせます。これを交互に繰り返す方法です。
これは目のまわりの筋肉をほぐし、血行を良くします。さらに温めることにより目の油分が出てくるマイボーム腺の目詰まりを溶かす作用があるのでドライアイへの効果もあり一石二鳥です。
ですが目が充血しているときは温めは厳禁です。目を冷やして炎症を鎮めるようにしましょう。
これは即効性があり目を楽にする効果が高い方法です。
くれぐれもその後にパソコンやスマホを見ないようにしでください。
温冷法を行ったあとに、パソコンやスマホの画面を見ると余計目が疲れてしまいます。ゆっくり目を休ませましょう。
水素水が眼精疲労に効果あり
水素水も実は眼精疲労に効果があるのではと噂されています。
これに関してはまだ研究段階で効果が証明されているわけではありません。
水素は、体の老化やさびつきの原因である活性酸素を除去することができる抗酸化物質です。その水素の小ささはペットボトルの容器をいとも簡単にするりと通り抜けてしまうほど小さく、水素水として販売されている水素水には水素が入っていないという問題が起こりました。
今は様々な工夫がされていて、水素を溶存する方法がたくさんあるのでその点は心配いりません。
その水素の小ささは目の網膜上にある膜までも通り抜けることができます。そのため、水素は他の抗酸化物質ではなかなか入り込めない目の奥にも効果があるとされているのです。
あまりにひどい場合は大きな病気が潜んでいるかもしれないので、眼科に行く事をおススメします。
普段の肩こりや頭痛はもしかしたら目の疲労からくるものかもしれません。
ひどくなる前に対処しておくことが大切です。