水素水を選ぶ時に重要な基準となるのが水素がどれだけ入っているかという水素濃度です。
ところが、なんと水素濃度を表す単位は4種類あるのです。
まずは判定の基準を得るためにも水素濃度についてお話ししていきたいと思います。
4種類もある 水素水濃度の単位
・ppb(パーツ・パー・ビリオン)
・mM(ミリモル)
・mg/l(ミリグラム・パー・リットル)
この4種類で水素の濃度を表します。
市販されている水素水の濃度を表す単位として良く使用されているのがppmで、次に使われるのがppbです。mMとmg/lは学術論文などに良く使用されます。
混同しがちなppmとppb
ppmとppbは見た目も何となく似ているので混同されがちですが全く単位が違います。
ppm=(parts per million)は100万分の1を表す単位で、
ppb=(parts per billion)は10億分の1を表す単位です。
つまりppbは1単位当たりの量がppmに比べ相当少ない事になります。
同じ量に換算するなら1ppm=1000ppbとなるのです。
同じ量でもppbで表記した方が数値が高く水素濃度が高く見えるので、一部の販売業者はそれが目的でppbでの表記を続けているのが現状です。
購入時に参考にしたい水素濃度の基準
そこで水素濃度を気にしてみてみると、水素濃度が高ければ高いほどいい気がしてきます。
いつのまにか水素濃度が高いものばかりを探しているのではないでしょうか?
実は一般的な効果に期待できる水素濃度は0.8ppm以上です。
最低基準は0.8ppm以上の水素水を選んで購入するようにしましょう。
ところがたまに信じられない数字で高濃度の水素水があります。
水素は圧力の強さによって閉じ込められる量が変わります。高濃度水素水は気圧を上げて水の中に水素を閉じ込めているのです。一説では、摂取する水素量は上限があるため高濃度すぎても意味がないという説がありますがこれはまだ研究段階。
水素水は0.8ppm以上であればそれ以上高濃度であるということは気にしないでいいでしょう。
水素水の濃度を測定する方法は
水素水の濃度を測定する方法で最も正確なのがガスクロマトグラフィーという方法です。
ガスクロマトグラフィーは気体の中にある特定のガス濃度を測る装置で、水素水を気体化させて水素濃度を測定します。高価な専門機器と、専門的な技術・知識が必要な測定法なので、自宅や個人で出来る測定法ではありません。
実は最近では自宅で簡単に水素濃度を測ることができる液体があります。
こちらの溶存水素濃度判定試薬は価格も1600円ほどで、使いやすく私もよくこちらを使って実際の水素濃度を測っているのでおススメです。
精度はガスクロマトグラフィーに劣りますが、目安として測定する分には十分使えます。
水素濃度判定試薬を使えばかなり安く測定できますが、この試薬は塩素などの影響を受けるので上手く判定できないこともあるそうです。